今回はハイパスについて書いてみます
TelecasterやPRS、ハイエンド系のギターに採用される事が多いハイパス
ヴォリュームポットのインプットとアウトプットに取り付けるセラミックコンデンサによって、ヴォリュームを絞った時に高域を残したままヴォリュームが下がって行く仕様です
写真はSLIP!! Telecasterタイプの店頭サンプル品のサーキットです
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今回はハイパスについて書いてみます
TelecasterやPRS、ハイエンド系のギターに採用される事が多いハイパス
ヴォリュームポットのインプットとアウトプットに取り付けるセラミックコンデンサによって、ヴォリュームを絞った時に高域を残したままヴォリュームが下がって行く仕様です
写真はSLIP!! Telecasterタイプの店頭サンプル品のサーキットです
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今回は住友俊洋氏(T.Sumitomo Band)の試奏動画について書かせてもらいます
住友氏には旧バージョンのType2.5を使ってもらってるんですが、Type.3との違いを確認する為に訪れてもらいました
せっかくなんで、YouTubeのGUITAR TRIBE Channelに載せる為に動画を数本撮らせていただきました
ご自身所有の’59 Historicと当店在庫のMatchless、後はType.3のPilot Runと製品版、住友氏のType2.5を切り替えながら撮影
Pilot Runはエイジングで音がどう変わってるかを確認されたいという事で使ってみました
毎度の事、iPhoneで録画、iMovieでちょこちょこ編集
映像は編集加工しましたが、音声はフェイドインとアウト以外一切加工してません
それでは3本の動画を順にどうぞ
デモ演奏1
TL4558PとRC4558Pのオペアンプの比較
スライドプレイ
TS808 GUITAR TRIBE Modified特設ページはこちら
YouTube GUITAR TRIBE Cahnnelはこちら
nagase
今回はお題をいただいた内容の記事を書かせてもらいます
タイトル通り「Gibsonラージヘッド」です
私なりにまとめてみました
Gibsonギターはスモールヘッドとラージヘッドがあり、後者は1954年に登場したLes Paul Customに採用されます
これはダイヤモンドインレイのデザインを入れる為に、スタンダードのヘッドより一回り大きいサイズのヘッドになりました
ヘッドの質量が増える事でサスティーンが伸びたり、音が明るくハッキリ聞こえる様になります
指板にローズウッド材ではなく、より硬質なエボニー材を用いたので、ヘッドを大きくする事で音の変化も狙ってたのでは?
その後、1961年にLes Paul Standardは大胆なデザイン変更が行なわれ、俗にいうLes Paul/SGにもラージヘッドデザインが採用されます
この経緯も過去に記事にしたんで、気になられた方やチェックしておられない方は読んでみて下さい
1968年(正確には1967年)に再生産されたLes Paul Standardには50年代同様のスモールヘッドが採用されますが、69年にラージヘッドに変更になります
他のギターのヘッドと同じ大きさにしたネックを作る事で、制作工程を簡略化して生産台数を増やす狙いです
1969年にはGibsonの親会社が変わり、その会社の意向によるんでしょう
今、大阪店には1969年のLes Paul Customがあるので実際にヘッドを計測しました
ベースも同じサイズなのか?と思い、福岡店のEB-IIDを測ってもらいました
1と4はカスタムと同じ長さ(.何mmは誤差として)でした
2と3はベースの方が幅広く、ペグをおさめる為のデザインなんでしょう
69年のスタンダードがなかったので、本に載っている69年のデラックスを測ってみて、実物の数字と計算して算出してみました
写真を測ってるんで正確性には欠けますが、ほぼほぼ一緒です
本の1部にデジタルノギスを当ててたら、周りからは何してるんやろ?と思われるんでしょうが、おかまいなしですねん
結論、1969年以降のラージヘッドは音の変化を狙ったのではなく、生産台数を増やす為の製作行程の簡略化の為です、多分
nagase
今回は買取強化アイテムについて書かせてもらいます
ヴィンテージギターに限らず3種の神器
その人によって様々かと思いますが、私としてはStratocaster、Telecaster、Les Paulと王道でスタンダードギターかと思います
JazzmasterやLes Paul Specialも好きなんですけど、楽器業界に入った時に上の3種が3種の神器と大半の人が言ってはったのが根底にあるんでしょうね
その3種を買取”超”強化アイテムとさせていただきます!!
何回か紹介させてもらいましたが、ヴィンテージギター買取サイトを公開させてもらってます
買取サイトのリストの価格は、『買取価格はエクセレントコンディション、リフレット等の演奏向上以外の無改造での価格です。』での最低保証額です
年式も数年で1つ単位にしてるので、例えばStratocasterの1962〜1964 Round Boardでは64年での保証額として見て下さい
『カスタムカラー、ミントコンディションの状態の良い物は別途見積もりいたします。』と表記させてもらってるんで、レアモデルは更に高額査定をさせてもらいます
Stratocaster、Telecaster、Les Paulは買取価格リストから更に10%アップで査定させてもらいます!!
※10%アップは6月末日までとさせていただきます
売却での処分、グレードアップの為の下取等をお考えの方は、是非、ご連絡下さい
査定はもちろん無料ですので、価格を知りたい方や他店様と比較されたい方もご連絡下さい
買取・委託フォームはこちら
nagase
以前、買取強化として記事に書かせていただいたMatchless
お譲りいただいた15Wシリーズをご紹介します
マークサンプソン氏在籍時のモデルで、サンプソン氏自身が最高傑作と言ったLightning’15です
やはりサンプソン期の物は再発されたモデルとはひと味もふた味も違いますね〜
以前の話ですが、福岡店に試奏用のサンプソン期のSpitfire’15があるんですが、スピーカーが再発された12インチに交換してあります
スピーカーもオリジナルの同モデルと音の比較をしたんですが、両方アンプ部はサンプソン監修の物なのに、スピーカーが違うだけで全く違うアンプを鳴らしている様に音が完全に違いました
試奏されたお客様も同意見で、1人や2人ではありません
徹底的に、本気でこだわったサンプソン氏ならではやなぁ〜と頷けますね
まさにブランドネーム通り、【MATCHLESS】ですね
210、10インチスピーカー2発の物はサンプソン期後半に作られる事が多かったんですが、スピーカー1発の物よりは希少です
Matchless 1996 Lightning’15 210 Gray
12インチスピーカー1発の物ですが、Burgundyカラーは希少な個体です
Matchless 1996 Lightning’15 112 Burgundy
スピーカーの数と口径の違いを是非、音に出してご体感いただければ思っております
買取強化は継続してますんで、売却をお考えの方はご連絡いただけますでしょうか
ヴィンテージギター買取・委託サイトはこちら
MATCHLESS買取価格の記事はこちら
nagase
本日、日本の広範囲で梅雨入りが発表されましたね
湿度の高くなるこれからの時期、大事なギターやベースをどう保管するか?
皆様、独自に保管される方法をお持ちと思います。
教えてもらった情報やご自身で調べられた、過去の経験等、様々と思います
今回は保管について軽く書かせてもらいます
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今回はSLIP!! Precision Bass Typeの成長記を書きます
このベースは去年のクリスマスイブにサンタさんが届けに来てくれた2本の内の1本です
その時に撮影した写真と見比べてもらえればと思いますので、当時の記事のリンクも貼っておきます
では、各部を見ていきましょう
大事に、丁寧に使ってもらってるので、外観は劇的に変化はありませんね
傷はコンター部にバックル傷?か衣装の何かが当たった傷?があります
塗装の剥がれは1弦側のホーンに1カ所
ほぼ毎日弾いて、ライブでもこれ1本を使用との事
大事に使用してもらってる事がよく分かります
弾きまくってもらってるのはネックでも分かります
最初は杢肌と同じ質感なんですが、弾いていく内に写真の様にラッカーの光沢が出てきます
第二段階です
更に光沢が増していき、次に剥がれていきます
そしてメイプル材が汚れていきます
SLIP!!の塗装、ネック裏には薄〜く2回しか吹きません
塗装してあるのに触った感触は杢を直に触っている感じです
続いて今回のハイライト!!
指板のマダガスカルローズウッドです
赤茶色やったマダガスカルさんは写真の様に黒くなってます
材が持つ油分が豊富なので、弾けば弾く程、指が当たる箇所が黒くなっていきます
過去の記事を見て頂ければと思いますが、すぐに比較してもらえる様にその時の写真も貼っておきます
弦に隠れて指が当たらない部分です
今回、調整ので預かったので、オクターブ、ピッチ、倍音の調整を行ないました
常に弾いていて振動がネジの緩みを微妙に起こしていました
バッチリセットアップ!!
今週末から関東でのライブを控えているYOKOYUREのベーシスト、takugie氏のSLIP!!
関東でのライブでも良い音を響かせて下さい〜!!
YOKOYUREのHPにはPVが、YouTubeのギタートライブチャンネルにライブ映像もあるのでチェックしてみて下さい
気になった方は是非、会場に足を運んで下さい
SLIP!! official siteはこちら
nagase
今回はFender Stratocasterのコントロールノブについて書いてみます
50年代〜70年代のコントロールノブのオリジナルかどうかを見極めるポイントがありまして、まずは写真を見てもらいましょう
これは1962年製のストラトです
数字の3の所の左下にちょこっとくぼんだ部分があります
プラモデルを作った事がある方はお分かりと思います
コントロールノブはプラッチックパーツで、プラモデルのパーツを切り離す箇所と同じ様に枠につながってます
そのつながった部分が数字の3の少し左下です。
若干のズレがあったとしても、だいたいが3の近くにあります
では、他の年式の物も確認してみましょう
1965年のStratocasterのノブです
トーンは少し分かりにくいですが、3の向かって左下です
ヴォリュームノブはハッキリと切った箇所が分かります
1973年のStratocasterのノブです
これも少し分かりにくいですが、ヴォリュームもトーンも3の少し左下にあります
1974年のStratocasterです
ヴォリュームは3の左下ですが、トーンは右下にあります
センターピックアップトーンのノブはヴォリューム同様の位置にあります
続いて、2003年に購入したFenderオフィシャルのリプレイスメントパーツのノブです
これも3の所で切られています
が、数字が刻まれた部分の角度が60度位で、オリジナルの45度位とは違うので、数字が大きく見えてしまってます
続いては97年製のMaster Gradeのノブです
形状はオリジナルに似ていますが、3の所に切った跡がありません
どこや?と回してみると
8の右下にありました
皆様もご自身でお持ちのストラトのノブを確認してみて下さい
ヴォンテージ物で3の左下になかったら交換してある事が分かりますよ
nagase
GUITAR TRIBE FUKUOKA、福岡店では現在Wネックギターを2本(?)在庫しております
向かって左はGibson Custom 2007 Jimmy Page EDS-1275 W-Neck、右はGreco 1980 SGW-1300です
オフィシャルのWネックはJimmy Page氏の名前がある通り、本人所有機のレプリカでカラーリングに関して本人の監修として作られたモデルです
右はGreco製の、所謂ジャパンヴィンテージのレプリカです
両テイルピースがブリッジより大きくエンド側にある事から、Page氏の個体を元に制作された事が分かります
ギターを数える際に、1本、2本と数えます
ギターやベースをサオともよぶ事もあり、これは三味線で慣習的に「棹 (さお) 」で数える事から、弦楽器であるギターにも引用された説や、ネックを竿に見立ててという説があります
事実はいかほどに?
で、このWネックギターは2つで2本なのか?4本なのか?
結論、Wネックが2台あります
nagase
GUITAR TRIBEではピックアップギターのスペシャルページを作成して、クローズアップして紹介させてもらってます
現在はGibson 1960 ES-345とFender 1959 Precision Bassを紹介しておりますので、まだ見ておられない方はチェックしてみて下さい
文章を書いてページを作成中の時に売れてしまったギターの、下書き文章があった事を思い出しました
せっかく書いた文章なのでもったいないと思い、今回はその内容を記事にしてみます
Gretsch 1963 6119 Tennessean
1963年に登場したGibson Firebird
個性的なデザインに、印象的な火の鳥マーク
その火の鳥は発売当初の初期モデルには存在しませんでした
ギブソン社からデザインを委託された、カーデザイナーのレイ・ディートリッヒによって手掛けられ、1963年秋に登場しました
スルーネック構造、リバースシェイプボディに、ミニハムバッキングを搭載
ピックアップのレイアウトやポジションマーク、ヴィブラートユニットによりI / III / V / VIIとランク分けをされ、ベースモデルのThunderbirdにはII / IVの数字が割り当てられました
Gibsonギターでカスタムカラーのオーダーを受けれる様になったのはこのFirebirdが最初です
全体的な仕様が落ち着くまでは試行錯誤があるものです
最初に登場したFirbirdのピックガードには鳥がおらず、III以降のセレクタースイッチのある物にはSGに使われていた黒のセレクタープレートが取り付けてあります
鳥のいない個体【No Bird】と呼ばれます
Fenderでいうデカールロゴからモデル名を切り取られたNocasterみたいなもんでしょか?
1964年の初期にようやく鳥の入ったピックガードが取り付けられます
大阪店と福岡店に在庫している1964年はどちらも鳥がいます
詳しくはこちらを↓
大阪店在庫
Firebirdはその後、Fender社からのJazzmasterに似ているというクレームからボディを反転してしまいます
更に似てしまった上に、不人気により1969年を最後に姿を消します
ノンリバースの鳥のデザインはリバースの物と変わりませんね
1970年代に入るとラディカルなデザインのギター人気が高まり、Gibson社は1972年に350本限定、通し番号の入ったメダルを取り付けた通称:メダリオンFirebirdが発売されます
そのメダリオンFirebirdにも鳥のいないピックガードが取り付けられた個体があります
ここでも遅れて登場する鳳凰座のなにがしみたいなヤツがいます
その後、1976年にU.S.A.建国200年のメモリアルモデルが登場します
そのモデルの火の鳥は国旗をイメージしてデザインされてますね
メモリアルモデルでは全部を確認していないので何とも言えませんが、私が見て来た個体や写真等で不在のギターはありません
nagase
前々から気になっていたけどスルーしたままの事があり、ちょっと調べてみようと思ったらドツボにハマってしまいました…
Gibsonアコースティックギターのブリッジについて
レクタンギュラーブリッジから1950年にアッパーベリーとよばれる形状に変更になり、1968年に反対向きのダウンベリーブリッジに変更になりました
なぜダウンベリーになったのか?完全にスルーしてました
書物やネットで検索した結果、スルーしてた点と点がつながりました
調べてみた事柄を私なりにまとめてみました
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5月19日の記事で紹介させてもらった木田健太郎氏(リアクション ザ ブッタ)のSLIP!! Stratocaster Type
初めてこのブログを見られた方、まだ見ていないという方は是非見てみて下さい
写真を撮影させていただいた日に収録した動画を編集し、本日より公開させていただきます
以前にも公開しましたが、動画収録時の写真です
GUITAR TRIBEではYoutubeで、GUITAR TRIBEチャンネルという名前で、動画で楽器と音、ミュージシャンを紹介する動画を公開させてもらってます
今回はタイトル通り、リアクション ザ ブッタのギタリスト、木田健太郎氏の演奏動画です
スラップ、ライトハンドやオーバーダビング奏法等の動画を2本公開いたしましたので、是非、チェックしてみて下さい!!
2つ目の動画はリアクション ザ ブッタの楽曲【仮面】のギターパートです
Official SiteでもPVが公開されてます
何の情報もなくリアクション ザ ブッタのライブを体感させてもらった私から、気になった方へ一言
行きましょう!!
リアクション ザ ブッタ Official Siteはこちら
木田健太郎氏のTwitterはこちら
SLIP!! Official Siteはこちら
nagase
Stratocasterになぜサンバーストカラーが採用されたか?
スタンダードになり過ぎていて当たり前になっていますが、そう言われれば何でなんやろ?
なぜ?と思ったら本当に疑問しかでてきません
本日は買取強化アイテムのお知らせです
Gibson Memphisで制作されているES-355 w/Bigsby VOS Ebonyです
エボニーカラー限定です!!
いや、CherryもWhiteもお願いします
無改造でしたらエボニーカラーは18万円保証、チェリーとホワイトは15万円保証で、コンディションによっては査定額を上げます!!
売却、ご購入での下取などなど、お考えの方はご連絡下さい
コンタクトフォームはこちら
nagase