Vintage_guitar&bass

Gretsch TennesseanとCountry Gentlemanの関係

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GUITAR TRIBEではピックアップギターのスペシャルページを作成して、クローズアップして紹介させてもらってます
現在はGibson 1960 ES-345Fender 1959 Precision Bassを紹介しておりますので、まだ見ておられない方はチェックしてみて下さい
文章を書いてページを作成中の時に売れてしまったギターの、下書き文章があった事を思い出しました
せっかく書いた文章なのでもったいないと思い、今回はその内容を記事にしてみます
Gretsch 1963 6119 Tennessean


現物の各部を写真と合わせて紹介させてもらう内容ですが、既に旅立ったギターなので写真がないんです…
加えて比較するカントリージェントルマンもないので、写真を引っ張って来てとも思ったんですが、人様が撮られた物を使用するのもアカンと思うんで、Googleさんの画像検索のURLをリンクに使用させてもらいます
まずはTennesseanについて
その時に書いた文章をそのまま使います
1958年に誕生したTennesseanはこのモデルの様な姿とは違い、鮮やかなレッドカラーにブラックピックガード、ブリッジ部に1ピックアップのスタイルでした。
Countory Gentlemanの50年代の仕様は60年代のTennesseanに類似したスタイルでしたが、1961年にダブルカッタウェイボディに変更になった事でTennesseanがそのスタイルを継承しました。
以降、細かな仕様変更はありますが1963年に仕様は確立されます。
という出だしで書いてました
ここからは各部を写真と合わせた文章なんですが、重複しますが63年のTeneesseanはスペシャルページに合わせて撮影した写真ではないので、当時の商品用写真を使わせてもらいます
□ヘッド
Gretschブランドロゴが映えるシンプルなデザイン。
シリアルナンバーはヘッド先端に打刻してあります。
後年にはヘッドにプレートが取り付けられますが、人気は何も取り付けられていない物に偏ります。


□ネック
メイプル材を中心部で結合させた2ピース構造。
Cシェイプの形状のネックでとても握りやすく、ストレスのない演奏ができます。

□フィンガーボード
ブラジリアンローズウッド材(ハカランダ)を使用。
ナットの次に0フレットが打ってあり、解放でもフレットの金属の音がします。
ポジションマークは6弦側に半月状のインレイが入れてあり、他モデルにも共通するデザインです。


□ボディ
メイプル材で構成されたフルアコースティック構造のボディ。
Fホールはペイントによるダミーで、63年頃にFホールの淵をダミーバインディングとして白くペイントする事になります。
密閉されたホロウ構造によりハウリングを抑えるだけではなく、独特のふくよかなエアー感のあるサウンドになります。


□バインディング
Gretschギターのバインディングは環境下や経年変化によりヒビ割れを起こします。
ひどい物では割れて剥がれて修復不可能な物まであり、丸ごと交換した物も少なくありません。
このモデルはヒビがありますがヒビ割れが宿命なGretschギターの中では良好な状態です。


□ペグ
Tennesseanのペグの多くは四角い台座の形状の物ですが、このモデルには台座の形状が違う物がオリジナルとして取り付けられています。
このギターのペグと同様の物がTennesseanに限らず、この当時他のモデルにも使用されており、ある意味”レア”な仕様です。


□ピックアップ
Hi Lo Tronという名称のシングルピックアップ。
61年のマイナーチェンジでこのHi Lo Tronピックアップを2個搭載する事になりました。
シングルコイルのピックアップとハムキャンセル用のマグネットを横並びにさせる構造となっております。
鮮やかな高域とマイルドな低域を出力してくれるピックアップです。

□ブリッジ
ロッキングバーブリッジと呼ばれる台座の上に固定されているブリッジユニット。
ブリッジ部は固定されておらず弦のサイズによって微調整が必要ですが、変更しない限りはその調整も必要ありません。

□ビグスビー
Gretschブランドロゴ入りのBigsbyトレモロユニット。
可変幅が少ないアーミングによる緩やかなトレモロ効果もGretschサウンドの音の決め手です。

□コントロール
左から順にトーンカットセレクタースイッチ、ピックアップセレクタースイッチ。
カッタウェイ側は上から順にマスターヴォリューム、フロントピックアップヴォリューム、リアピックアップヴォリューム、ダイレクトスイッチセレクター。
マスターヴォリュームの位置はピックガード寄りに配置してあり、これは63年に限った事でそれ以前もそれ以降もピックガードから離れた位置に配置してあります。
ノブのネジ固定の穴は全て統一された位置ではなく、1個1個全てバラバラの位置になっているのはおもしろいです。


□カラー
濃いチェリーカラーが映える退色の少ない塗装フィニッシュ。
環境下、経年変化に寄って退色が進み、赤みがなくなった茶色に変色する物も少なくありません。
このモデルは制作当時の色合いをほぼ残したままであり、良い環境下に置かれていた事が分かります。



1963年に限り前年、翌年と若干ですが仕様や使われているパーツ、ノブの位置が異なっています
レアな仕様と言えばそうでもないのは、同年の他モデルにも共通するパーツが使われてたりするかもです
とはいえ、ここまでオリジナルカラーが残った個体は希少に変わりありませんね
nagase

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