SLIP!! Guitar Newcomer

6月が始まり大阪ではジトっとした日が続いています。

梅雨入り目前にSLIP!! Guitarの完成です。

SLIP!! Telecaster Type Blond/Madagascar Rosewood

元ネタはKeith Richardsのあの有名過ぎる53年です。

フロントピックアップはオリジナルサイズですが、仕様やネックシェイプ等、

自分好みに変えれる事はオーダーメイドギターが故です。

塗装焼けが進むにつれムラが出る様に吹いてあるそうです。

成長が楽しみですな。

今回もカラーサンプルで何種類かの色を提示してから最終カラーを決めて頂きました。

このカラーサンプル、アッシュ材に下地から吹いてあります。

そしてアッシュ材ならではのこの軽さ!!

指板はマダガスカルローズウッドのスラブボード。

できたての時はこんなに赤茶色ですが、弾いて行くうちにマダガスカルさんの持つ油分で1年も待たないうちにエボニーさんの様に真っ黒になっちゃいます。

このブログを読んで頂いてる方はお分かりかと思います。

読まれていない方、マダガスカルさんの成長記はこちらをば。

1年、いや、半年後が楽しみです。

SLIP!! official siteはこちら

nagase

SLIP!! ST + TE Original Guitar 成長記

今日から6月に突入ですな。

今回はメンテナンスで来店してくれたlego big morl カナタ君のSLIP!!成長記です。


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SLIP!! Guitar Newcomer

5月も半分が過ぎ平年より早い梅雨入りがやって来ますな。

梅雨明けも早いのか否か?

今回は産まれたてSLIP!!の紹介です。

カスタムカラーの中でも数の少ないSherwood Greenを元に、スラブボード期のストラトの仕様を盛り込んだNew SLIP!!


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ピックガード取り付けました

以前入荷したHamer DC-Special、お客様の注文でピックガードを取り付けました。

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Fender ’72 & ’73 & ’74 Jazz Bass

ゴールデンウィークも終わりで五月病にかかりそうな気候です。

前回のPBの続編で、ここからは70年代前期の話です。

71年頃に本来の強度を持ったネック材に戻ります。

そこから数年は安定しますが74年頃に揺らぎます。

当店には72年から74年の年代別のJazz Bassを在庫しております。

72年、アルダーボディー/メイプル指板

73年、アッシュボディー/メイプル指板

74年、アッシュボディー/ローズ指板

この3本を比較します。

まずは72年と73年、共にメイプルネックでボディ材の違いで音色は別物です。

アルダー材はミッド付近が強調しており全音域がマイルドです。

マイルドと言ってもメイプルネックとJBサウンドのゴリっとしたアタックは健在です。

アッシュ材はミッドからハイが特に強調しており、スラップ向きの抜けの良いサウンド。

ローミッドから下の音域はほんのり陰を潜めていますがEQで足す事は可能。

余談ではない余談ですが、70年前期のナチュラルカラーはレアカラーです。

75年からスタンダードカラーになりますが、それ以前の同カラーはオプションの別物です。

では次に74年のアッシュ/ローズです。

音が太くパワーがあります。

73年と比較すると音の方向性は違い、全音域にパワーを持ったJBサウンド。

重量だけが関係しているのではなくピックアップの出力が大きいんです。

勿論低音はボディ材の重量による物で、アッシュ材の音の抜けを持ちつつ低音も充分に出ます。

ローズ指板はメイプル指板程アタックの音が出ません。

では、各JBさん達の抵抗値です。

’72 JB

’73 JB

’74 JB



この通り、年代事に大きくなっていきます。

ゲロンパ

各モデルの詳細はこちら

Fender 1972 Jazz Bass 3 Tone SB/M

Fender 1973 Jazz Bass Natural/M

Fender 1974 Jazz Bass Black/R

nagase

Fender ’69 Precision Bass

ゴールデンウィークまっただ中ですね。

今回は69’s Presicion Bass & 70’s前期のJazz Bassをフューチャーしてみます。

Fender社(に限らず)は、とある時代背景で67年頃に生産が減少し、68年以降に新体制(?)で生産が始まります。しかしこの頃から数年、F社のベースはネック強度が弱くトラスロッドが入り込んだ物が多いです。ウッドストック等の野外フェスが増えたのでという説がありますが、私はそうは思いません。

個人の憶測ですが、生産開始を間に合わす為に材を熟成させる前に使用したんではないでしょうか?

68〜69年頃は66年頃のパーツが多く使われています。

これはベースに限らずF社の各モデルに共通する割合が多いです。

例えば68年製のアンプには66年のトランスが使われていたり、66年のポットがついていたりと様々です

ピックアップに至っては66年のモデルにそれ以前のブラックボビンが使われている事もあります。F社の製造体制では残っていたパーツを使う事があります。当店在庫の69年PBにはグレイボビンとブラックボビンが混在した物と両方ブラックボビンの物があります。

形状、使用材等細かく見てこれはオリジナルです。

2本共に芯の太いPBサウンドでアンサンブルでボトムを支えながらも、高域の抜けと音の輪郭がハッキリとしているので埋もれる事は一切ありません。

グレイボビン期に変わった64年頃のパワーは抑えられながらも輪郭ははっきりしており、クリアなサウンドが本当にアンサンブルにマッチするなという印象。

歌モノや鍵盤と一緒に出す場合はめちゃくちゃマッチしますし、ロックやるで〜でもマッチします。

次回は70年代初頭のベースについて書きますのでしばしご歓談をば。
nagase

Bigsby取り付けました

今日はお仕事の方もおられますがゴールデンウィークまっただ中です。

ギタートライブは暦に関係なく(定休日木曜)営業しておりますので、お近くに来られた際は是非遊びに来て下さい。
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Sprague BumbleBee 0.022μF 400V 装着編

前回のバンボービーナ大量捕獲の反響を頂きありがとうございます。

今回は以前にも書いた内容とかぶりますが、バンボービー装着編です。
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Sprague BumbleBee 0.022μF 400V 大量捕獲編

晴れたり雨が降ったりと不安定な天候ながら、ようやく暖かくなり春の訪れを感じる気候になりました。

という事で、花見にも行かず足繁く狩りに出向いて大量捕獲しました、

バンボービーナ。


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エフェクター大量入荷

春です。
ここ、大阪では桜の通り抜け(造幣局の横)が昨日始まりました。
春の大収穫祭です!!!!
今回は大漁のピッチピチのエフェクターを入荷致しました。
大漁なので詳しくはWEBにてご確認下さい。
ホームページに上げる事のできていないギターやエフェクター達は順を追ってアップして行きます。
既にComming Soonで情報のみはアップしているので、
興味を持たれた方はお問い合わせ下さい。
nagase

Landgraff Blues Box & Clean Boost

新入荷のLandgraffの2つのペダルを紹介します。

ブティックエフェクターの王者と呼び名が高いLandgraffさん。

唯一無二の独特のデザインもさる事ながら、そのサウンドもまたしかりですな。

Blues BoxはGainが10段階ロータリースッチになっていますが連続可変にも対応していて、例えば5と6の間に5.4、5.8という設定もできます。

10段階のプリセットで目標の音を見つけ微調整できるのでサウンドメイクはなかなかに簡単です。

今回試奏に使用したギターは64年ストラトとMatchless Tornade 15。

アンプの設定はフラットな感じに。

代理店さんの商品説明を頭に入れていざ音のテイスティング。
Blues Boxは本当にローゲインのクリーンドライブで歪んでいるのかどうか?

6(10段階ロータリー)を過ぎた頃からは徐々に歪みだし、10ではディストーションサウンドにもなります。

Toneバッファーになっているのか、同じ歪みでもToneを開けると締めるでは異なる歪みを作れるのはギターを持ち変えた時でも対応できます。

個人的にはシングルP.Uにマッチすると思いますが、ハムP.Uでも全然OKです。

Toneコントロールの調整でバッチリです。

3モードのスイッチは………引用します。

Downポジション ⇒    ゲインを最大にしたときに強いコンプレッションのあるドライブ・サウンドが得られます。(4×914 ダイオード仕様)

MIDポジション   ⇒    クリッピング・ダイオードをバイパスすることにより、ヘッドルームの広いサウンドが得られます。

UPポジション    ⇒    コンプレッションが少なく、スムーズで中音域の強調されたドライブ・サウンドが得られます。

よくあるモードスイッチは切り替えた時に変わった感がはっきり分かりますが、このペダルはその感がなくしたたかに切り替わってくれます。

上記説明通りで、個人的にはUPポジションが好みでした。

コシがしっかりで艶もあり、輪郭がハッキリしていて歪みきっていても潰れる事はありません。

音抜けも抜群で、ギタリストが気持ちよくギターを弾けるペダルだと思いました。

クリーンブーストはその言葉通り、余計な物を足さずにストレートにブーストしてくれます。

クリーンブースターと言っても、そのペダルの特性や癖も乗せて上げてしまう物もある中、このペダルは一切何も加味せず純粋無垢にブーストしてくれます。

音量が上がるぶん、真空管に負荷がかかるのでナチュラルドライブの美味しい音になる事はナイショです。

色んな設定を試している内にどの位の時間が経ったのか、前述通り、本当に良い音で弾いていて気持ちよく時間を忘れていました。

最終的に行き着いた設定はこの通りです。

このままステージに、Recに持って行ったらギャラもらえるサウンドです。

多分…いや、絶対そうです!!

本当に良い音をお求めの方は是非!!です。

nagase

THE SAVOY TRUFFLE Reunion @ BIG CAT

4月1日、ここ大阪にてTHE SAVOY TRUFFLEのリユニオンライブが行われました。
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Historic Makeovers ボディ編

前回のBlogかなりの反響を頂きありがとうございます。

Historic Makeovers(以下HMO)の続編を書きたいと思います。


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Historic Makeovers ネック編

Historic Makeovers(以下HMO)のネックに今回はフォーカスです。

ギターの命であるネックは何よりもこだわりを感じます。
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Historic Makeovers

本日はHistoric Makeoversと言うギターを紹介します。


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Fender 1961 Precision Bass "SLAB" Board入荷

雨と共に南から暖かい空気が流れ込んで来ておりますな。

雨が上がると又寒くなるらしいです。

またかよ…

今回は61年製、Precision Bassのご紹介です。

塗装の光沢が残っており奇麗なコンディションです。


コントロールノブが変わっていますがそれ以外はほぼオリジナルです。

それにしても奇麗ですな。

スラブ期でここまでのコンディションの物に出会うのは10年以上振りかも。

ほとんど弾かれた形跡がないのでベースとしてどうなのやら?と 、特別な期待を持たずに弾いてみました。

ネックを持った瞬間「おっ!?」となり、期待度が上がった所でE弦をボーンと。

「何じゃこりゃーっ!?」って言ってまいそうな位ネック、ボディ共に強烈な振動。

暴れる暴れる!! 暴れまくる!!

本当に、何じゃこれは?という驚きです。

すかさずベースアンプでサウンドチェック。

芯が太い!!

ローミッド付近が引き締まってる!!

サスティーンが長い!!

音抜けが半端なく奇麗!!

はい、脱帽です…

現役を退いたスポーツマンが久しぶりにやったけど、その時以上の好成績を残しました的な印象です。

持って生まれたセンス、ポテンシャルの高さが尋常ではないんでしょうな。

このPBの良さ、弾いたこの思いを文章にして伝えるのが本当に難しい…

だもんで回りくどい言い方はやめます。

このPB、ものごっつええ〜です!!!!

nagase

Sprague BumbleBee 0.022μF 400V Part II 住友氏編

今日から暦の上では春です。

とか何とか言うて肌寒いんですけど…

タイトル通り、住友氏のLPにバンボービーを取り付けました。
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Sprague BumbleBee 0.022μF 400V

不安定な天候ですね。

雨も上がり、また数日寒い様ですので防寒対策でお身体にお気をつけ下さい。

当GUITAR TRIBEでは、去年末からあるプロジェクトを水面下で行っております。

まだ公表できませんが、当店オーナーが練っております。

オーナーは勿論、私も含めウズウズしております。

しだしご歓談をば。

今回は題名表記通り、Sprague BumbleBee交換についてです。

50年代のSprague BumbleBee 0.022μF 400VをSLIP!! Les Paul Typeに装着です。

Owned by Itasu (littlebig)

SLIP!! Les Paul Typeについてはこちらを。

未使用品ではありませんが50年代の物です。

数個入手ができました。

交換前は60年代のブラックビューティーとビタミンQが搭載。

これはItasuが独自で搭載したらしいです。

では早速交換作業です。

N.O.S.ではないので足が短い為装着までに残った足で狭いキャビティー内をあれやこれやねじ曲げてポットのネジを緩めて角度を変えたり…

足がちぎれたらこまるもんで神経質になる作業に没頭。

試行錯誤を繰り返し何とか装着。

未使用ではないので足の先端に残っている半田さんは奇麗に吸収線で除去。

古い半田さんは伝導率を悪くするんでね。

ハンダゴテで解けにくいのがその証拠ですねん。

半田さんについてはこちら

交換前にたっぷりと音のBeforeを確認して味の余韻を耳に残しました。

交換後、Afterの味を一口耳で味あうとその場にいた全員が「おぉ〜っ!!」でしたぜ!!

音が一気に古く、ものっそい説得力のあるVintage Soundになりました。

音の旨味成分が半端ない事になりました。

お疲れ様でした。

成長記という事も含めてバックです。

傷だらけです。

チラッとキャビティー内にバンブルビー。

拡大ドン!!

ピックアップ交換をお考えの方、Les Paulの様にVol.ポットにコンデンサーを装着する

パターンではまず今回の方法をお試し下さい。

nagase

The Sons リハーサル

春が近づいてきた感じの気候になっております。

数日前までちょっと寒かったのでもう寒くならないで下さい。

The SonsのリハーサルがPAD Studioで行われておりました。明日がツアー1本目の京都という事でここ大阪でのリハです。
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Gibson 1982 Flying V Bound Neck

美しいギター達の中でも上位ランク(個人的に)の美女です。

過渡期の81〜83年(その前後年も含め)の珍しい仕様です。

エクスプローラーでもこの様なエボニー指板、バインディング仕様があります。

Vではブロックポジションの有名なVもありますな。

エイムックから出版された「みんなのフライングV」に 掲載されているのがこのVです。

手元に資料がない為、何ページに掲載されているのか分かりません…お持ちの方は照らし合わせてみて下さい。

掲載ページの写真送って下さい。まぁ生鳴りがほんまええんですわ。

ネックがめちゃくちゃ強いっていうのが握った瞬間に分かります。

ネックは肉厚のある握りやすいシェイプで、振動が強く握り込んだ手がくすぐったくなります。

アンプインではエボニー指板の硬質な感じがよく分かります。

音が硬いのではなく、音の立ち上がりが速く輪郭がハッキリしており、

抜けるスッキリVサウンド!!非の打ち所のない Vです。

何度見ても美しいギターです。

詳細画像はこちら

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