今回はGibson 1971 Les Paul Deluxe Gold Topのご紹介。
レスポール氏とのエンドースが終了した後、再契約し68年にリイシューとして発売されたモデルが56年頃のスタイルでした。
( クラウンインレイの67年の物も何本か存在します )
その後、ヘッドが大きくなったりといくつもの仕様変更が行われ70年にミニハムバッカー搭載のデラックスとなります。
P-90搭載のデラックスもあり、過渡期、仕様変更がめまぐるしく変わる為です。
そのせいもあり、シリアルナンバーのみで年式を判断できません。
前回、蘊蓄たれ過ぎたので今回は多くを語りません。
『 i 』のドットが復活し字体変更になったGibsonロゴ。
以上
その他の仕様については詳細画像からご確認下さい。
70年前後、当時50年代のサンバーストレスポールが再評価され同じスタイルのモデルを切望されていましたが、Gibson社がリイシューとして再生産として世に出された物はミニサイズのハムバッカーでした。
71年からはチェリーサンバーストカラーが、72年からはフルサイズハムバッカーがオプションとして追加されますが、トップのメイプル材はセンターブックマッチではなく3ピースとなりました。
近い様で遠いですな。
その事から50年代のゴールドトップをリフィニッシュし、フルサイズの物に乗せ変えたコンバージョンスタイルの物も増えた原因の1つです。
スコットゴーハムが使用していたコンバージョンはほぼセンターマッチの物でしたね。
さて、このデラックスですが、ミニハムバッカー仕様になった最初期の物で、その時の物にはGibson刻印がピックアップカバーに入ります。
過渡期になるのでそれ以前の物にはロッドカバーにDeluxeと表記されたP-90搭載の物もあります。
ミニハムバッカーの評価が著しくないイメージをお持ちかもしれませんが、それにはフルサイズでは出ない艶っぽさと50年代の音を彷彿させてくれる確かな物があります。
私のイメージでは同時期のフルサイズの物よりミニサイズの方が、レスポールとしてのサウンドをより感じます。
68年のリイシューから仕様が変わり市場での人気は下がりますが、楽器としては正しい変更だと思っております。
ネックが3ピースになった事で強度が増しますし、ヘッドが大きくなった事で音がタイトになります。
このデラックスは正直、自己所有したい気持ちになりますな。
あぁ〜…物欲を抑える方法を教えて下さい。
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nagase