先週末、台風通過でしたが、また台風が発生しましたね…
今週末、また日本に接近するそうですが、大きく逸れる事を願います
タイトルでお分かりですが、Gibson社がある一時期に国産のペグを使っていました
ご存知の方もおられると思いますが、今回はその事について書いてみます
1967年頃、Gibsonのいくつかのモデルで日本製のペグ(GOTHOガット社製と思われます)が使われていました
私が確認できている物ではJ-45、B-25、B-15、SG Juniorです
ペグを元に戻して欲しいと言われ預かったSG Juniour
元々装着されていたペグを見てみるとすぐに国産の物だと気づきました
交換内容をブログの記事にして良いと了承をもらったんでご紹介します
まずは預かったSG Jr.です
ペグもそうですが、指板にはハカランダ材が使用されていました
この事は過去に記事にしてるんでこちらでご確認下さい
67年頃ってのは過渡期で、材や塗装方法も変わったりするんですよね
1個ペグを外した所で気づいて写真撮影
ヘッドはこんな感じです
では、元々装着してあったペグです
刻印部分のアップです
ペグを外したヘッド裏です
何か寂しいですね…
トップのクリア塗装に元々のペグと交換したペグの接着面の輪郭が残っています
オリジナルのペグを合わせてみます
ナット側にJAPANの刻印があるので、その部分を見てみましょう
めちゃくちゃ分かりにくいです…
反対側よりこっちの方が肉眼で見ると、うっすらJAPANの文字がハンコ状態で反対向きに確認できます
67年に国産のペグが使用された事に気づいたのは↓のJ-45でした
このギターには3連ではなく各弦に個別の物が着いていました
交換してあるわぁと思って外すと、他のペグが取り付けられた形跡は一切なくありませんでした
後程、紹介させていただくB-25とほぼ同じ形状のペグがついていました。
そのペグの形状とJAPANの文字の跡、ネジ穴はそのペグの物しかいていませんでした。
オリジナルではあるんですが、Klusonの3連ペグ(当時の物)があったので交換してしまいました
既にお客様の元にあり、在庫していた時にこの記事を書くとは思ってなかったんで写真はありません…
前述したB-25、形の似た国産ペグが取り付けてある物は在庫してあり、それは塗装にクッキリとJAPANの文字が映っています
詳しくはこちらを
これも既にお客様の元にあるB-15も、形状からして国産の物と推測できます
同じ内容で紹介されているお店様の在庫を何本か確認できますので、気になられた方は調べてみて下さい
では、なぜ?日本製のパーツが使われたのか?
これには国産初アコースティックギターYAMAHA社のFGと関係があるのではないかと思ってます。
答えにまで至っていないので、解明できた時に記事に書きます
nagase