寒気の影響で日本中寒くなりましたね
西高東低で今晩は更に冷え込むので暖かくしてお過ごしください
今回はGibsonのレギュラーネックと言われる物について少し書いてみます
Gibsonでは1965年中にナット幅が42.XXmm(XX=個体差)、ヘッド角度17度のレギュラーネックから、40.XXmm、ヘッド角度14度のナローネックに変更されます
以上
という訳ではなく、このナローネックに移行する中に段階があります
Gibson傘下で製作されたEpiphoneギターは、Gibsonブランドより1年近く前の1964年中(1963年製でも確認)にナローネックが採用されます
1965年のGibsonネックはどのタイミングでナローネックになったのかは定かではありませんが、「はい、明日からナローネックです」という、いきなりではありません
まずレギュラーネックの物で大阪店と福岡店にあるJ-45を写真で確認しましょう
まずは冒頭でも紹介した大阪店の物です
ナット幅は42.2mmです
ヘッド角度はそれまでとは変わらない17度です
続いて福岡店にある1本目です
ナット幅42.60mmです
ヘッド角度はこれまた同じく17度です
もう1本です
これも先ほどと同じくナット幅42.60mmです
次の写真をよくみて見て下さい
お分かりでしょうか?
分度器ないんで分かりにくいですがヘッド角度14度です
ナローネックへ移行するまでナット幅42.XXmmのレギュラーネックでもヘッド角度が14度の物が存在するんです
先述した1964年のEpiphoneのナローネックはヘッド角度が17度で、Gibsonブランドと時を同じくして14度に変わります
レギュラーネックとナローネックの違いを認識しておられる多くの方でも、14度角度のレギュラーネックの存在を知らない方が多いみたいなので、今回ブログ記事に書かせてもらいました
参考にしていただければ幸いです
nagase