U.S.A.メイドのギターは海を渡り、日本で生活すると太ります
海外で生まれ育ち、長年を過ごしたギターは、日本にやって来て過ごすと太るんです
今年の1月2日から施行されたワシントン条約で、ローズウッド全般、マホガニーも含め輸出入が禁止された事は、ギターファンにとっては周知の事実と思います
インターネットに掲載してある内容では、サイテスがあれば何とかなるんでわ?と思っている方もおられるかと思いますが、事実はかなり厳しいです…
話が脱線してまいましたが、これはそのワシントン条約が施行されるより以前の話です
U.S.A.の取引のあるショップから、あるギターを仕入れました
届いて開梱した後に内外部のチェックをして、セットアップし、重量を量りました
仮に3.4kgとしましょう
そのギターがお客様の元へ嫁いで行きました
何年か後、諸事情により戻ってきました
あたたかく迎え入れ、最初にうちに来た様に内外部をチェックし、セットアップをした後に重量を量りました
3.6kgになってました…
アメリカの乾いた気候で育ったギターは、日本の気候によって水分を吸って重量が増えてしまったんです
日本には四季があるので、その時期ごとに計測すればまた微妙な変化があるかと思います
nagase