本日はLes Paulのオクターブピッチ調整について書いてみます
ギターの上にものさし乗せて何してんねん?と思った方もおられるでしょうが、詳しくは続きを読んで下さい
以前にベースをものさしを使ってピッチ調整した記事を書いたんですが、今回はGibson Les Paulです
大阪を中心に各地で活動中のバンド、THE JEAN GENIESのギタリスト、DAICHIクンの69年のコンバージョンレスポール
Gibsonスケールはミディアムスケールと言われる、24 3/4インチ=628.65mmです
ではものさしを使って1弦のナットエンド部から12フレットの弦が乗る箇所までを測ってみましょう
312.Xmmです。
X=多分0.2mm位という事で、フレットが減ってるんでギターの個体によって微妙に変わります
628.65mmの半分はナットエンドから12フレットのエンド部(314.325mm)までです
次に12フレットエンドからブリッジサドルまでを測ってみます
312.Xmmの位置より広がった位置にあります
これではピッチが正確に合いません
サドルの位置を312.Xmmの位置に合わせて、そこから目視で1、2、3弦と4、5、6弦を、1弦と4弦が高い状態の山なりに合わせます
本来なら上の画像の様に合わせれば少々の誤差がある程度ですが、耳とチューナーを使って正確に合わせていきます
これで合わない場合はネック等、どこかに何かしらの問題があります
誤差を修正しようと1弦づつチェックしていくと、3、4弦が全く合わない所か、見当違いの位置まで動かさんとあかんのですわ…
オクターブ上のフレットを見ると…
3、4弦が当たる所が極端に減って凹んでます
これやったら合うもんも合わへんですわ…
3、4弦を低くなり過ぎた12フレットで押さえる為、弦がより引っ張られる事で正常な位置では合いません
最終的にこんなんになりました
REC終了後、フレットの擦り合わせをして正しい位置でピッチの調整を施します
調整はこまめにやらなあきませんね
以前、ベースのものさし調整をした記事も2つ書いてるんでチェックしてみて下さい
ものさし
nagase