【 Gibson 1969 Les Paul Standard Conversion Gold Top 】

ご購読頂いてる皆様、本当にありがとうございます

私が書ける内容は本当に少なく、資料を元に経験で得ながら。たった19年の知識なのでほぼ主観です

経験の少ない者ですが、少しでもヴィンテージの事を知って頂きたいと思っておりますので、ご理解頂いた上でご購読頂ければ幸いです

過渡期、仕様が変わ個体を見る中で、私自身も「え〜!?」と声を上げる物を多数見てきました

いつかそういうギターやベースを譲って頂ければ、『はい!!今回は〜…』でご紹介させて頂きます

多かれ少なかれ、細かいネタは豊富にあると思います

買取も強化中を続けておりますのでよろしくお願い致します

今回は過渡期に製作されアレンジを加えられたLes Paulを紹介致します

IMG_5511

皆さんご存知の通り、Les PaulというギターはGibson社とLes Paul氏の契約で産まれたLes Paul氏のモデルです

1951年に産まれたゴールドカラーのギターは、Gibson社の度重なるマイナーチェンジで1960年まで続き、翌年にSGというソリッドギターの略式のモデルに変更した後、エンドース契約が終了する1962年まで氏のモデルとして製作されました

1952年の初期のノーバインディングのモデルもありますね

1958年にセンター2Pのトラ杢の個体が登場しますが、実は氏のモデルは当初ヴァイオリンをモチーフとしたサンバーストカラーを製作する予定でした

初年度のシリアルナンバーのない初期の個体は、ゴルドカラーながらその内にはセンター2Pのトラ杢メイプル材のが貼られていますが、今回の記事とは別なので割愛させて頂きます

その後1967年に再度、社は氏と契約を結び1968年に1956年頃のモデルを元にしたモデルを再発します

1967年にクラウンインレイの同シェイプのプロトタイプモデルもありますが、これも割愛させて頂きます

次に、コンヴァージョンモデルが産まれた事に軽く触れさせてもらいます

1968年にリリースされた氏のモデルは、当時の他モデル同様にヘッド角度14度そのままに、前述通り1956年の頃のスタイルでリリ−ス

待望のLes Paulの再発です!!

1969年の初頭にヘッドが大きくなる通称ラージヘッドに変更されネックは1Pのままです

Gibsonロゴのiからドットマークが消えた後、ネックが3Pのマホガニーネックへ変更されます

60年代半ばからオリジナルLes Paulモデルを望む声がありました

しかし、再発されたモデルはP-90スタイルのギター、その後はミニハムバッカースタイルだった為、74年頃にオプションとしてラージサイズピックアップが追加されますそれを待てないユーザーは再発のリイシューモデルをラージサイズのピックアップへ、そして塗装をサンバーストカラーに塗り替える等して使用しました

勿論、50年代のゴールドカラーの個体も同様に同じ改造をされました

サンバーストカラーは71年に発売されたStandard’58からの流れでありますが、塗装に使われた塗料が違いがあり、その後もウェザーチェックが現れないという事に繋がります

これがコンヴァージョンスタイルに多い理由なんでしょうか?

ここからは今回ご紹介するギターについてクローズアップ致します

この個体は69年初頭の2nd仕様の流れのモデルです

ピックアップをラージサイズ(オリジナルサイズ)に変更してある1957〜8年頃のスタイルに変更してあります

ギターの細かい詳細は後にリンクを貼りますのでそちらでご確認下さい

その説明に書かなかった事をここで書かせて頂きます

ピックアップはフロントが50年代のP.A.F.、リアは60年代初頭のP.A.F.です

FullSizeRender 3

FullSizeRender 4

リアはステッカーが剥げてしまっていますが、カバーの形状、ステッカーの剥がれたプレート、リード線、ポールピースの形状から60年代初頭、ナンバードステッカーに変わる頃までの物と推測できます

50年代のピックアップをフロントに装着するのはなかなかアリです

フロントピックアップにも関わらず音抜けの良さが抜群なので、(大袈裟ですが)フロントを鳴らしている事を忘れます

リアピックアップは本当に枯れた音がします

誰が言い出したのか?本当にその言葉が当てはまります

ラージヘッドですので鳴りが面積分そちらに行くので、レギュラーサイズの物より音が若干タイトになります

個人的にはラージヘッドが好きです

タイトと言えばそれまでですが、音がスッキリするので1Pマホネックのラージヘッドは好きですな

テールピースは60年代半ばまでに見られる形状です

弦を支える金属パーツが50〜60年代の物で構成してある事も音の良さに繋がってるでしょう

IMG_5515

FullSizeRender

『本当に良い音』の一言に尽きます

私自身が毎日、【欲しい】という衝動に駆られる素晴らしい音色です

頭が痛くなります

耳が肥えていきます

考える事が嫌になります

正直言います

この音は手に入れるべき音です

http://www.guitar-tribe.com/stock_list/solid/160430Gibson69LPConverGT/1.html

nagase

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です