GUITAR TRIBEがモディファイドを手がけるIbanez TSシリーズ「TS-9 Type:2」が完成しました。
今日に至るまで、モディファイシリーズを一旦封印して、研究を積み重ねました。
現在まではオリジナルを限りなく忠実に再現する為の改造でした。
音の決め手の1つであるOP Amp(オペアンプ)は入手が困難でした。
大漁ですがその部分は割愛させて下さいませ。
重複しますが、タイプ1(と位置づけます)はオリジナルを忠実に再現する事に徹底しました。
それに好評頂いており感謝の気持ちでいっぱいです。
特に、オリジナルをお持ちの方はそれをストックしたままモディファイドを会場で使っている、というご意見を頂いております。
エフェクターにこだわっておられる方や、TSシリーズなら特にオペアンプ(音の心臓部)をセレクトしておられる方も少なくないと思っております。
当店でモディファイドしているTSシリーズにも、オリジナルと変わらない様に年式は違えどJRC4558Dの艶有りを使用しております。
OP Ampだけ交換しても正解ではありません。
その他のチップパーツ、FET、コンデンサー等、事細かく交換は必要ですね。
タイプ2はオリジナルのサウンドを継承しつつ、ミッドの若干ある(本当に少しだけの)コンプ感を消し、中域を抑えよりクリアな音抜けとTSシリーズに足りないローミッドから下の低音をプラスしました。
事の発端はichiro氏からの依頼でした。
ichiro氏に使って頂いているTS-9もオリジナルに限りなく近いサウンドの顔を持っています。
以前はMarshallアンプを使われていましたが、現在のメインはBludotone。
そのアンプにベストトーンを求められ「ローミッドから下を足せないかな?」というストレートな依頼でした。
へい、わかりやしたっ!!
この依頼に、モディファイドを手がけて頂いている氏と試行錯誤のストーリーがはじまります。
たった数個の極めて入手困難なパーツが手に入らない為、師の百近い組み合わせの提案、それを吟味した数十時間。
それが実りました!!
ビックリする事に、現在入手可能な物で再現する事ができました。
これは本当に奇跡に近い発見です。
迷宮を抜け出す奇跡の生還を果たした、そんな気持ちにもなりました。
モディファイを施したTS808、TS-9 Type:1、TS-9Type:2
三者三様の個性が際立っております。
今回からはON/OFFのインジケーターをType:1は赤色LED、Type:2は白色LEDにしました。
青色LEDは前回同様オプションのままです。
Type:1、Type2については1st Reissueの個体での物を用意しました。
勿体ないと思われるかと思いますが、これはこれで現行品を改造した物とは違う音色を聞かせてくれますよ。
内部に使われているパーツ、現在では使われていない物があるので、これは別格のサウンドです!!
比喩する対象が難しいので、気になられた方はお問い合わせ下さい。
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nagase