長いタイトルですが新旧対決です。
酉年のオリジナルさんと未年の赤ちゃんのリアルガチバトルです。
まずは赤コーナー、オリジナルTS-808選手。
今ではドライブペダルの元祖と言って過言ではない、レジェンドオーバードライブ。
その中でも「JRC4558D」を搭載した物が多い中、マレーシア製「RC4558P」を搭載した希少なモデル。
そのサウンドは同じ個体と比べても別と言ってよい、素晴らしいサウンドです。
その音色はスティーヴィーレイが惚れ込み、RC4558P搭載の同じ物を何台も所有した程です!!
続いて青コーナー、モディファイドTS808選手。
オリジナルTS-808を元に、現行品のモデルをオリジナルに近づけるモディファイを続けた結果の進化ハイエンドスタイル。
Type1ではオリジナルスタイルへ、Type2ではモダンなスタイルで中域を抑え低域とBITE感を加味し、他のドライブペダルとの相性を良くしたスタイルへ。
Type2.5では満を持して、現在できるであろう究極進化を遂げた、オリジナルを凌駕してその進化を証明してやらんとばかりに、ここに馳せ参じました!!
と、まぁ格闘技番組的に始めてみました。
ではでは、ジャッジ役のレフリーを紹介します。
ギターは私が所有する64年のストラトさんと福岡店の試奏用のマッチレスさん、ケーブルはBelden 8412です。
ペダルのツマミを同じにして各々ののかの音色を切り替えながら堪能してみました。
オリジナルに同じく音の心臓部の核はRC4558Pを搭載してあるので、両者共にサウンドの方向性は同じです。
モディファイの物へは、GUITAR TRIBEとしても驚きの『N.O.S. RC4558P 』(未使用品のデッドストック)を搭載してあります。
実況席、ここで入って来た情報です!!
各エフェクターペダルの音の心臓部はオペアンプです。
その部分が未使用、通電時間の少ない方が若く元気があります。
通電時間が長くなるとパワーは抑えられますが、深みは増します。
正に新旧対決の差が出て来ています。
なる程、そうですか〜。
モディファイ選手のパワーには圧倒されますが、オリジナル選手の円熟さも素晴らしい!!
おっ、ここでストラトレフリー、ヴォリュームを絞って来ました!!
オリジナル選手はハイがヴォリュームと共に落ちましたが、モディファイ選手も若干落ちるもののオリジナル選手程落ちず、ハッキリとした輪郭を残しています。
Telecasterに用いられるハイパス仕様とは異なりますが、高音域がしっかりと残ります。
ギター側のヴォリュームを変えながら試奏を続けていると試合終了のゴングが〜っ!!
オリジナルには長年時間をかけた円熟さと歴史の音が、モディファイには新品ながら持って生まれたポテンシャルの高さと、現代のサウンドに合わせた進化があります。
という感じでですが、音の方向性は同じです。
新しい古いのニュアンスの差はありますが音色事態に大きな差はありません。
モディファイの物が使用によって34年経過するとオリジナルの様になるだろうというという確信はあります。
Type 2.5 MALAYSIA Specialは20台限定のリミテッドモデル、価格は¥64,800-(消費税込)です。
nagase