今年も宿敵の冬将軍到来ですな
こんな寒い夜は湯豆腐とぬる燗で、とか考えながら対冬将軍との攻略作戦を考えてます
皆様も暖かくしてお過ごしください
先日、Twitterでも紹介した2本の1965年製のJazzmasterについて書いてみます
同じ1965年製の個体ですが、細かい所を見ていくと色々と仕様が違うんですよね
どちらも1965年製のJazzmasterなのでどう呼名するのか考えましたが、商品ページの写真で片方は2月ネック、もう片方は3月ネックなので月で分ける事にします
まずはヘッドのデカールです
2月はFenderロゴにブラス粉を使用した物です
3月の方は黄色金色の塗料のFenderロゴです
同モデルや他のモデルで3月のスタンプがある物を色々と見比べると、上記のどちらも存在するんですよね
塗装後にデカールを貼るタイミングで、ロット違いのデカールがあったと考えるのが自然かと思います
続いて指板材とポジションマークです
2月はインディアンローズウッド材にクレイドットマーカー
3月はハカランダにパーロイドドットマーカー
参考資料や他のギターやベースを調べる限り、ポジションマークについては3月スタンプのネックはパーロイドばかりでクレイドットは確認できなかったので、2月から3月にかけてのどこかのタイミングで切り替わった事が分かります
指板はハカランダ材の物が大半を占めているので、逆に言えばクレイドットマーカーのインディアンローズウッド指板はかなり“レア”です!!
続いてコントロールノブ
2月はこれまでのJazzmasterやStratocasterにも使用された物です
3月は通称”ソンブレロ”ノブ
続いてサンバーストの色合いです
2月はそれまでの木目が少し透けて見える黄色の下地です
3月はこれ以降の木目が見えない(見えにくい)塗りつぶしの黄色の下地です
最後にシリアルナンバーです
2月はLシリアルで数字が5桁、3月Lのない数字のみの6桁シリアル
シリアルナンバーはプレートに刻印してある物なので、3月ネックでもLシリアル数字5桁の個体が確認できたので混在する時期だったんでしょうね
この2本を比較して分かった事は、Fenderの各モデルが2月〜3月にかけて徐々に細かな仕様が変わったという事ですね
CBS社に買収された事で親会社の意向が徐々に反映されていったんでしょうね
この2本のJazzmasterですが、1965年製のJazzmasterを弾き比べて決められる「チャレンジセール!!」中です
音に関しては甲乙つけがたくどちらも素晴らしく良い音、とだけ言っておきます
外観や内部はオンラインショップページの方でご確認ください
2月
【Fender 1965 Jazzmaster 3 Tone SB (Clay Dot)】¥825,000→¥726,000(消費税込)
3月
【Fender 1965 Jazzmaster 3 Tone SB】¥798,000→¥698,000(消費税込)
nagase