今回はブリッジサドル交換について書いてみます
先々月に旅立ったTaylor 814CEのサドル交換です
元々低く設定されてました
今年の猛暑でネックが順反った事もあり、カポをつけるとハイフレットの弦間が狭まりバチバチ当たります
サドル丸ごと交換する事になりました
牛骨を形成していくとなると時間がかかるので、形成された物を調整して取り付ける事に
テイラー用サイズで調べるとTUSQ材の物を発見
TUSQて何?
MAN MADE IVORY、人工象牙
どんな音になるのか?
加工具合はどうなんやろ?
高さが10mmなんで7mm位まで下げるいざ作業開始
サンドペーパーで削っていくんですが、とにかく硬く削れにくい…
サンドペーパー120番を贅沢使いしてただひたすら、心を無にして削ります
削れにくく手と指がつる…
もう筋トレですよ…
ある程度目標に近づいたんで一旦はめてみる事に
はい、案の定入りません
今度は外周を少し薄く削ります…
何とか収まったんで続いて弦を張って12フレットの弦間を確認し、カポを付けてチェック
症状は全て解消できたんで以上終了
少し粉っぽさが残ってるんで弦を交換する際にクリーニングしときましょ
TUSQ材の音は高域が奇麗な響きで音の輪郭がしっかりとしてます
ボトムがしっかりと支えられた感じが増し、強いストロークでもブレません
錆びて劣化した弦ですがなかなか奇麗に鳴ってくれます
謳い文句通り良い材質です
nagase