朝晩の寒暖差のひらきで体調を崩されてませんか?
来週半ばはこの数日より西高東低で更に冷えるので、お体に気をつけてお過ごし下さい
今回はヴィンテージ物に貼ってあるブランドロゴとモデル名、パテントナンバーの表記された【デカール】について書いてみます
ヘッド部にデーンと存在感のあるブランドロゴがデカールシールという事は周知の事実です
廉価版のモデルにはプリントした物もありますがね
デカールシールとは何ぞや?という方はWikipediaを参照して下さい
上の写真の通り、オリジナルの物は一目見て分かります
オリジナルに似せた模造品の物もありますが、一目見れば分かります
あれ?と思われてたり、オリジナルですと言われて信じている方もおられるのが事実なので、今回はその判別方法を紹介します
用意するもの:古いFenderギターとブラックライト
まずは冒頭の62年のストラトの2枚の写真をご覧下さい
部屋(店)の照明を落としブラックライトを当てるとこのようになります
デカールシールがベッタリと貼り付いた所は白く光ります
貼りが甘いのか白く光らないのは貼り方が甘かったんでしょうか?
fenderロゴの黒い淵の中身はブラス粉が混ざっているので、ブラックライトによって黒くなり青く光ります
続いて65年のストラト、トラロゴです
こちらもシールの接着素材が白く光り、fenderロゴのブラス粉が黒くなって青く光ります
同じトラロゴでもモダンロゴと言われる73年のストラトもいってみましょう
シールの接着素材が60年代の物と違う事や、ロゴの上から塗装する事もあってか白く光りません
fenderロゴの淵にブラス粉が使われているのでプツプツとですが変色してます
にしても、バーズアイの杢目がすげぇな
ストラトばかりでしたので、他のモデルもいってみましょう
65年のムスタングさん
ブラックライトを当てる前から分かりましたが、このように白く光ります
fenderロゴにはブラス粉が混ざっていないので変わりません
続きましては59年のプレベ
これもムス夫さんと同じく白く光り、fenderロゴは変わりません
続いて、ホームページには上げていない66年のBASS V
デカールロゴにだいぶダメージがあるものの、65年のストラトと同様です
色々見てきましたが、ではリロゴ、貼り変えられた物はどうなのか?
お見せできるデカールが貼り変えられた物が今ございません
こんな事なら先日までいてた59年のテレさんのブラックライトを当てた写真を撮っておけば良かった…と、今後悔してます…
このままでは終われないので「こうなりますよ」という一例を見ていただきましょう
先日までいてたFender Japan 83年のST62です
この頃はデカールシールを用いていたので、貼って接着して上から塗装を吹いてあります
では、ライトを当ててみます
若干白くなります
これがリプレイス用のデカールを貼ってると、シールの接着素材が光で飛んで白く光りません
貼ってる?というくらい、ロゴと文字のみのツンツルテンになります
そのデカールシールも時間が経過するとラッカーと反応して白く光るようになりますが、Fenderロゴは変わりません
先日嫁ぐ事になった62年のリフのストラトのロゴについても書いておきます
WITH SYNCLONIZED~から下が切り取られたまま貼られたデカールシールです
fenderロゴにブラス粉が混じっているので黒く変色してライトの青が反射してます
fenderのnの下からSTORATOCASTERのCの下までカットしてあるのが分かります
では、このネックは何ぞや?
記憶をたどって至った答えは【ハードテイルのストラトのネック】です
これはある意味レアなネックですね
nagase