1967年製、Mustang Bass。

1966年〜1967年にかけて製作された個体。

塗装の剥がれや傷はありますが、50年以上経過した事を考えれば良好なコンディションを保っています。

ポット2個(CTS製2003年46周目)、ネックプレート(メーカー不明)、ピックアップリード線(ホット/白)の3点が交換してあります。

ピックアップのコイルはプレーンエナメル被膜なのでては加えておらず、根元のハンダが溶かされた跡があるのでリード線のみ交換した事が確認できます。

ブリッジ部に取り付けられたミュートユニットのウレタン材は、硬化しておりますが適度な柔らかさが残っているのでちゃんと機能しています。

トラスロッドには充分な余裕があり、ネックは現状でほぼまっすぐです。

オリジナルのフレットは減りが少なく8割程度の山の高さが残っています。

特筆したい点としてネック強度がとても強いという事で、触った瞬間にその事がよく分かります。

ネックポケットにあるオリジナルのシムでのネック角度と、裏通しのブリッジ部とサドルの高さによるテンション感が抜群で、張りがありながらも弦を弾いた時に若干暴れる揺れ方が絶妙な倍音を生み出しています。

クリアかつ芯の太いPBサウンドにも似たサウンドは、アンサンブルに埋もれる事なくしっかりとした輪郭とボトムを支える事間違いありません。

付属品は写真にある物が全てです。

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