1960年製、Jazz Bass。

1960年3月に登場したFender社を代表するベースギター「Jazz Bass」。

本機はボディとネックの塗装を全て塗り替えてありますが、電装部と金属パーツ類は全てオリジナルのままです。(デカール貼替、フレット&ナット交換、フィンガーレストとピックアップフェンス欠損)

トラスロッドには充分な余裕がありネックは現状でまっすぐです。

指板には柾目の杢目が美しい、密度の濃いブラジリアンローズウッドがスラブ状に貼り合わせてあります。

打ち替えられたフレットはオリジナル同様細く高くない形状の物で、95%程度の山の高さが残っています。

ネックを握ると瞬時に強度がとても強いネックという事が分かります。

ロー弦を弾くと強烈な振動がネックを握る手とベース本体のボディへと伝わります。

アンプを通すととてもクリアな音色、音抜けの良さはもちろん倍音の豊富さ、サスティーンの長さ、音の減衰はいつ？と思える事も含め、まさに脱帽ものです。

音の芯が太く高域から低域まで引き締まったJBサウンド。

ジャズベース登場以降、数々の名盤のほぼ全ての録音に使用された事が、本機を弾いて鳴らせば本当によく分かります。

付属品は写真にある物が全てです。

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